騎手の一分 | 書評

義理堅く、自分の信念を貫き、馬を大切にする「藤田伸二」騎手

騎手の一分――競馬界の真実 (講談社現代新書)

この本を知ったきっかけ

 最近、競馬を見ることに興味を持ちました。お金儲けをするというよりも、正確にレースを読み当てられないか試行錯誤するのが楽しいからです。理系的な?発想ですかね。まあ、何はともあれ、いつものように週末(日曜だけ)はJRAの競馬である地方だけ的を絞って、予想してました。
 あるとき、うまく予想を的中させたとき、馬の特徴だけでなく騎手の能力も考慮しないと的中率は上がらないなと思って色んな騎手をググってました。そしたらあるとき、藤田伸二騎手の存在を知りました。彼に関する記事を見ているとなんだかユニークな人だなと思い、本を執筆されたということで本書を手に取りました。

書評

 読んでみた感想ですが、本書は藤田伸二騎手が騎手になり始めてからの競馬業界の変化、騎手の特徴について細かく書かれていて、本書に書かれていた騎手の見る目が少し変わりました。
 今、競馬業界は大きく変化しているそうです。今まで私はJRAって馬券から25%搾取してボロ儲けしているんだろうなぁと思ってましたけど、だんだん競馬のファンも減り、全盛期に比べて売上が落ちているのには、そうなのかと知らないことがまだまだあるなと思いました。

 また、本書で注目してほしいのは「藤田伸二」という人物が調教師や厩務員、馬主に義理堅く、自分の信念を貫き、馬を大切にする立派な人物であることである。髪を染めるやタトゥーを入れることで非難されることもあったそうだが、それにもきちんと理由があり、なぜその行為を行ったかが本書を読むことで分かります。
 
 レースや馬の話だけでなく今の競馬界の問題はJRAにあるということをズバリ言っています。私が知らなかったことがたくさんあり、どんどん読み進めてしまいました。
 競馬に少しでも興味があるのであれば、是非一度お読みください。

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