奨学金返済問題について、返済6ヶ月目の私が思うこと

a1180_001692
足成より引用

 下記の記事を見かけて、私も奨学金を返済している身として思うことを書くことにした。

 奨学金435万借りた17歳に34歳の私が言ってやりたい7つのこと | シンプルライフ

 ダイヤモンド社の奨学金返済苦問題に関する記事の状況から、今から借りる若者たちに借りる前に考えるべきことをまとめた記事だ。共感するところと、私なりに思うところをまとめたいと思う。

わたしの奨学金

 私の場合は筆者(マメ子さん)とは少しケースが異なる。私は大学在学中は奨学金を借りていない。1,2年は実家から通うことができ、3年は遠くなったので一人暮らしを始めたが、奨学金を借りようにも第一奨学金(利子なし)は認められなかったので、バイトでやりくりした。大学4年のときは研究室のミーティングが週2日だけだったので家で研究することにして実家に戻った。

 借りたのは大学院生のとき、もう少し良い環境で勉強したかったことと自分がしっかりとスキルを身につければなんとか返済できるだろうと思い、2年間借りて家賃と生活費に充てた。良い環境にした結果として、効率良く自分のスキルを身につけたり学業に徹することができたかと言うと「YES」とは言い切れないが、奨学金を借りないままで何もしなくなるよりは良かったと思っているし、今のところはきちんと返済が出来ているので後悔はしていない。

奨学金を受けなくても人によってはどうにかなる

 正直、友達との交流を諦めて学業に徹し、仕送り月5万と夏冬のアルバイトで50万あれば、なんとか生き延びられるし学業の期間は働かなくてすむ。大学3年のときはそうした。家賃4.2万、光熱費4千円は仕送り内でどうにかした。食費2万は夏冬で稼いだお金を溶かしていって生きた。そういう生活でも良いと思う人は奨学金を借りなくて良いと思う。

 むしろ、どうにか出来る状況で奨学金を借りると甘えが出てくる。私も大学院生で奨学金を借りるときに、マメ子さんの記事に書かれている「奨学金は自分の借金であり、自分で返済するものだという自覚」を持っているつもりだったが、いざ奨学金が振り込まれるとお金が降ってきたような感覚が生じて気が緩みそうになった。このお金の魔力は怖いなと思った。単純に私が生温い人間なだけかもしれないが。

借りないと学校に通えないなら借りるしかないのか

 これは私も分からない。奨学金を借りる前親と話し合ったが、親の主張は「バイトは出来るだけしないで、勉学に励め。でも、奨学金も借りるべきではない、後で苦労するぞ。」だった。まあ今になっては言いたいことが分かるが、当時はお金というものがどういうものかが十分に理解できていなかったので、親の考えには刃向かわず言われた通りにして、どうにかなる方法を編み出した。

 だけど、お金とは何なのか、稼ぐとはどういうことなのか、大人たちはどう生きていたのかを学べる機会があったら、親の主張には恐れることなく、奨学金も選択肢に入れられたと思う。奨学金をきちんと理解し借りる覚悟があれば、返す責任をしっかり持てるし、奨学金を借りている間にやりたいことを成し遂げようという野心も出てくると思う。学生に対して、お金について学べる環境を作るべきだと思う。あるのかもしれないが私の日常生活では巡り会えなかった。一般教養で授業がないのは、お金を稼ぐことが汚いという風潮があるからだろうか。

 難しいことだが、自分が将来やっていきたいことができるアルバイトを探すことも一つの選択肢だ。私はプログラマーになりたかったのでプログラマーのアルバイトを探した。大学生時代はなかなか大手求人サイトにアルバイトがなかったので出来なかったが、大学院では増えてきたからか、アルバイトに就くことができた。

 アルバイトがやりたいことに直結しているのであれば、その経験はそのまま将来役に立つし、働く時間を増やせれば奨学金の必要もなくなるだろう。ただ、専門職系のアルバイトは経験がないとなかなか採用してくれないので、自分なりに勉強しておかないと就けないかもしれない。奨学金を借りるかを考える頃に勉強を始めて大学入学前にバイトを見つけるのは、やりたいことが明確になっていないと難しいだろう。

 だらだらと書いてしまったが、やはり考え抜いて生きていかないと後で後悔することは間違いないだろう。

 以上です。

Sponsored link

便利な商品紹介

オムロン クッションマッサージャ(マッサージクッション) HM-341-BG ベージュ

意外と気持ち良い

富士通 FUJITSU ScanSnap iX500 (A4/両面/Wi-Fi対応) FI-IX500A

自炊するならやっぱり持っておきたい。せっかくスキャンするならOCR付きにしておくに越したことはない。

Zenback

コメント

ブックマーク

ブログランキング

ページ上部へ戻る